いびきと寝息の違いは?寝息の種類や治療目安を知って正しい睡眠を確保しよう

いびきの原因・対策
2025.05.08
いびきと寝息の違いは?寝息の種類や治療目安を知って正しい睡眠を確保しよう

「あなたの寝息がうるさくて眠れない」
「いびきのような寝息が聞こえる」
このように、スースーとうるさい寝息を周りに指摘され、睡眠時の寝息を気にしている方がいるかもしれません。
そして、寝息といびきの違いが分からず、放置してしまう方もいるでしょう。

そこでこの記事では、いびきと寝息の違いや寝息の種類、治療目安について解説します。治療するメリットも含めてお伝えするので、ぜひ参考にしてみてください。

寝息がスースーとうるさいっていわれたことありませんか?

寝息がスースーとうるさいっていわれたことありませんか?

就寝中、無意識に呼吸音を立てることがあります。中には、「スースー」と寝息を出していて、周囲から「うるさい」といわれた経験をした方もいるはずです。
寝息は通常、深い眠りに入ったときやリラックスしているときに現れる音で、呼吸の一部と考えられています。呼吸が落ち着いている証拠ですが、周囲の人が気になるくらいの「スースー」という寝息を立てている場合、うるさい寝息によって健康に悪影響を与えたり、指摘により眠りづらくなったりする可能性があるので、早めに改善しておきましょう。

寝息とは

寝息とは、睡眠中に発生する呼吸音のことです。睡眠時に起こる自然な現象のため、特に問題がない場合は注意する必要はありません。
しかし、寝息がうるさいと指摘された場合、睡眠の質悪化や睡眠時無呼吸症候群リスクが懸念されるので、いびきと判断して専門的な治療を開始することが大切です。

いびきと寝息の違い

寝息は、眠っているときの自然な呼吸音であり、通常はうるさい音を感じません。一方いびきは、主に気道が部分的に塞がれていることなどが原因で発生するものです。
いびきの場合、空気が通る際に振動が生まれるため、「ゴーゴー」「グーグー」といった大きな音を伴います。また、いびきの種類は一時的なものから慢性的なものまで幅広く、無呼吸症候群といった健康問題を引き起こす可能性もあります。
「グーグー」「ガーガー」という音が発生していない呼吸音が寝息ですが、寝息に関しても、静かなものであれば気にする必要はありませんが、周囲にうるさいと指摘されるほどの音量が発生している場合は、いびきと変わらない状況に陥っている可能性があります。

寝息の種類と原因

寝息の種類と原因

寝息の種類は、軽い音からうめき声に近いものまで様々です。音の違いは、寝ている姿勢や呼吸のリズム、睡眠の質が影響すると考えられています。
寝息は、睡眠中の呼吸音として発生することもあります。しかし、寝息がうるさかったり不規則だったりする場合は、何らかの健康問題が関係している可能性も考えられるため、まずは寝息の種類と原因について知っておきましょう。

スースー音がなる寝息の特徴と原因

「スースー」という寝息は、粘膜の振動により生じると考えられています。また、口が開いていたり鼻が詰まっていたりする場合も、空気が通りにくくなりスースー音が出やすくなるようです。
中には、隠れいびきと呼ばれる軽度のいびきが原因で音が発生しているケースもあります。隠れいびきの場合、舌や喉の筋肉の緩みが原因で気道が一部狭くなり、「スースー」といった音が出るといわれています。
また、寝る姿勢によっても寝息の音は変わるため、スースー音が過度に大きくなっている場合、気道が狭くなる姿勢をとっている可能性も考慮しながら対策を試みると良いです。

うめき声が伴う寝息の特徴と原因

「うめき声」「唸り声」が伴う寝息が聞こえる場合、カスタレニアと呼ばれる睡眠障害の可能性があります。
カスタレニアは、睡眠中に唸り声をあげることが特徴の睡眠障害で、無意識のうちに特定の声を繰り返し発したり、「ぐー」「うー」といった音を出したりします。
明確な発症原因は判明していませんが、強いストレスや不規則な生活によって発症に至ると考えられており、疲れが溜まっていると起きやすいようです。

また、一般的ないびきや寝息であれば息を吸う際に音が生じますが、カスタレニアの場合は息を吐く際に音が出ることが特徴で、長く息を吐いたときに音が出やすいといわれています。

寝てる時に出る変な音に関しては、下記記事で詳しく解説しています。

寝息がうるさい場合は病院へ行くべき?

寝息がうるさい場合は病院へ行くべき?

寝息がうるさいと感じる場合、病院へ行くことがおすすめです。寝息が異常に大きかったり不規則だったりするときは、何らかの原因が影響している可能性が高いです。また、いびきと寝息の違いが分かりにくい場合や、寝息に関連して日常生活に支障が出ていると感じる場合も病院へ相談しておくと良いです。

原因によっては、生活習慣の見直しや治療が必要になる場合もあるので、早期に診察を受けましょう。放置すると睡眠の質だけではなく、健康への悪影響が長期的に続く可能性もあるといわれています。

寝息がうるさい症状はいびき外来・睡眠外来へ受診

寝息がうるさい症状は、いびき外来・睡眠外来の受診がおすすめです。
いびき外来・睡眠外来に受診することで、寝息や睡眠のトラブルを専門的な視点から診断したり、必要に応じて睡眠の質や呼吸状態を分析するための検査を受けられたりするので、正確な原因が判明するかもしれません。

うるさい寝息の原因には、いびきや睡眠時無呼吸症候群などの睡眠障害の関連も考えられます。診断に基づいて治療が必要だと判断された場合、いびき外来・睡眠外来を受診しておけばすぐに適切な治療を受けられるので、症状の悪化を防いで健康を守れるでしょう。

下記記事ではいびき外来の利用手順を詳しく解説しています。気になる方はぜひチェックしてみてください。

寝息なのかいびきなのか違いが分からない場合も病院へ

寝息の音が大きい場合、寝息ではなくいびきの可能性が考えられます。唸り声に近い寝息はカスタレニアの可能性が高く、いびきと同様に呼吸障害が起きているケースも少なくありません。
自分では寝息といびきの判断がつきにくい場合でも、受診を通して適切な検査を受けることで、原因の特定と症状に合わせた治療法が分かるので、病院への受診がおすすめです。

寝息がうるさいが病気とは診断されないケース

寝息がうるさいと指摘されても、必ずしも病気が原因であるとは限りません。例えば、寝ている姿勢や環境が影響している場合でも、音が大きくなったり不規則になったりすることがあります。
また、疲労やストレスによって、普段より寝息がうるさくなっているケースもあるようです。病気ではなく疲労や睡眠環境が原因の場合、寝具の見直しやストレス管理で改善を目指せる可能性もありますが、病気ではないと自己判断するのはリスクが高いので、一度病院へ受診し検査を受けると良いです。

うるさい寝息の治し方

うるさい寝息の治し方

寝息がうるさいと感じる場合、まずは枕や寝具を見直したり寝室環境を整えたりすると良いです。また、寝る前のストレッチや入浴を取り入れることもおすすめです。
生活習慣全体を見直し、ストレスのかからない生活を意識することで、寝息の改善につながるといわれています。スースーとうるさい寝息が続いていると、睡眠の質が低下したり日中のパフォーマンスが下がったりするので、早めに対策をとり快適な睡眠を確保しましょう。

寝息の種類によってはいびき治療という選択肢も

寝息が大きな音立てていたり、呼吸が不規則になっていたりする場合、いびきや睡眠時無呼吸症候群の関連が考えられるため、いびき治療によって改善を目指せる可能性があります。
寝息がカスタレニアに該当する場合は、いびき治療では効果がみられないといわれていますが、症状の自己判断は難しいので一度医師に相談しましょう。治療を受けることは、睡眠の質の改善や気道の狭窄といった問題の発見にもつながります。

うるさい寝息に対していびき治療するメリット

うるさい寝息に対していびき治療するメリット

ここでは、うるさい寝息をいびき治療で治すメリットについてお伝えします。いびき治療によって、周囲の人への迷惑がなくなったり良質な睡眠を確保するきっかけになったりするので、治療を検討する際の参考にしてみてください。

いびき治療のメリット①スースー音がなる寝息が改善される

いびき治療を行うことで空気の通りが改善され、「スースー」といったうるさい寝息の改善が期待できます。
例えば、寝息が大きくなる原因が気道の閉塞であった場合、治療によって気道を広げたり、酸素を送り込んだりすることが可能です。寝息の改善に伴い、周囲の人への迷惑がなくなると、本人のストレスが軽減されて眠りやすくなるでしょう。

いびき治療のメリット②睡眠時無呼吸症候群の発症リスクを減らせる

寝息が悪化すると睡眠時無呼吸症候群に発展してしまう可能性があるため、治療により気道を広げておくと発症リスクを軽減できます。
睡眠時無呼吸症候群は、高血圧や脳卒中、心疾患のリスクを高めるといわれています。発症を未然に防ぐことは長期的な健康維持につながるため、早期対策をして発症リスクを減らすと良いでしょう。

睡眠時無呼吸症候群について気になる方は下記記事をご覧ください。

いびき治療のメリット③睡眠の質が上がる

いびき治療によりうるさい寝息を改善することは、睡眠の質を上げるきっかけになるといわれています。
例えば、寝息が原因で睡眠が浅くなり途中で目覚めている場合、治療により睡眠時の呼吸が安定させると深い睡眠の確保につながり、目覚めることなく眠れるようになります。睡眠の質の改善により、昼間の倦怠感や集中力の低下なども解消されるので、日中のパフォーマンスを保つ上でもいびき治療は大切です。

いびき治療に関することはいびきメディカルクリニックにお任せください

うるさい寝息には、いびきや睡眠時無呼吸症候群が関係している可能性があり、放置すると健康に悪影響を及ぼすといわれています。中には、日中の疲労感を招いたり心疾患のリスクが高めたりすることもあるため、軽視せず早めに医師に相談しましょう。

スースーとうるさい寝息やいびき悩んでいる場合、いびきメディカルクリニックへご相談ください。
いびきメディカルクリニックでは、オリジナルのいびきレーザー治療「バルスサーミア」による症状改善を目指せます。「切らない いびき治療法」であるパルスサーミアは、切除手術やナイトレーズとは異なり表面への負担が少なく、痛みや出血などがほとんどないオススメの治療法です。
症状の根本改善も期待できるので、いびき治療が気になる方はどうぞお気軽にカウンセリングへお越しください。

<いびきメディカルクリニックのいびき治療の詳細はこちら>

FAQ

よくある質問

いびき治療はどのタイミングでした方がいいですか?

気を付けた方がいい寝息はありますか?

気を付けた方が良い寝息は、不規則で非常に大きな音がする寝息や呼吸が止まるような瞬間がある寝息です。このような寝息は、睡眠時無呼吸症候群の可能性があります。寝ている間に何度も目覚める、昼間に極度の倦怠感を感じる場合も、睡眠障害が考えられるので早めに適切な治療を受けるようにしましょう。

このページの監修医師
田沼 欣樹いびきメディカルクリニック いびき専門医
いびきや睡眠時無呼吸症候群は様々な病気に合併しやすいと言われています。健康寿命を伸ばす為にも早期診断・治療をおすすめします。いびきや睡眠時無呼吸症候群で悩む患者様へ、当院のレーザー治療で快適な睡眠手に入れていただき、健康をサポートすることをモットーに日々取り組んでいます。
田沼 欣樹
いびきや睡眠時無呼吸症候群は様々な病気に合併しやすいと言われています。健康寿命を伸ばす為にも早期診断・治療をおすすめします。いびきや睡眠時無呼吸症候群で悩む患者様へ、当院のレーザー治療で快適な睡眠手に入れていただき、健康をサポートすることをモットーに日々取り組んでいます。
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