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【脳梗塞の危険も?】高齢者のいびきの危険性と治療法をご紹介

2023.03.29

【脳梗塞の危険も?】高齢者のいびきの危険性と治療法をご紹介

【2023年8月30日更新】

「最近、子供や孫からいびきがうるさいと言われた…」
「いびきを家族に指摘されてショックだった…」

このように、寝ている間のいびきで悩んでいる高齢者は多いでしょう。少し前まで「いびきをかく=ぐっすり眠っている」と思われていましたが、現在はれっきとした病気のサインとしてその危険性が注目されるようになりました。

特に、高齢者は若年層よりもいびきをかきやすく、脳梗塞を始めとした脳卒中に発展するリスクがあるのをご存じですか?

この記事では、高齢者にはときに気をつけてほしい、いびきのメカニズムや危険性、治療法について解説していきます。

高齢者はいびきをかきやすい?

寝れない中年女性

まずは、どうして高齢者は若い人よりもいびきをかきやすくなるのか、いびき発生のメカニズムを踏まえて解説していきましょう。

いびきをかいてしまうメカニズムと原因は?

そもそもいびきとは、睡眠中に何らかの原因で気道が狭くなって、呼吸のたびに気道の粘膜がふるえて発生する異常音のことです。通常、人間の気道は筋肉によって支えられているので、起きている間に気道が独りで狭くなっていびきをかくことはありません。

しかし、睡眠中は横になり、かつ全身が脱力するため、筋肉が緩んで喉の奥に舌や粘膜が落ち込みます。その結果、気道を狭めていびきをかいてしまうのです。たかがいびきだと思うかもしれませんが、放置するとさまざまな悪影響を与え、最悪の場合命に関わるケースもあります。
ただ、いびきをかいても睡眠の質に問題がなくぐっすり熟睡していたり、日中の眠気がなかったりする場合は、単純性いびき症と呼ばれます。花粉症やアルコールといった特定の理由でのみ発生するので、あまり問題はありません。
そして高齢者は以下のようなさまざまな要因により、いびきをかきやすいと言われています。

①筋力の低下

年齢を重ねるとさまざまな機能が衰えてしまいます。中でも、加齢によっていびきを起こす要因となるのが、気道を広げる筋力の低下です。若いころよりも気道が狭くなるので、空気の通り道が十分に確保できずに、いびきをかいてしまいます。
さらに、舌や口周りの筋肉が弱まるのも要因の一つです。睡眠中にうまく支えられない舌が重力に従って落ちる結果、喉の空間が狭まっていびきをかきやすくなります。

以下のコラムでは、いびき改善に向けた筋力トレーニングについてご紹介しています。併せてお読みください。

②気道の弾力性の低下

年齢を重ねると、体内のコラーゲンが減少します。コラーゲンとはたんぱく質の一種で、人体におけるたんぱく質全体の約3割を占めています。皮膚を中心としたあらゆる組織のうるおいや弾力性などの機能を担っています。
このコラーゲンが減少することで、気道の弾力性も低下してしまい、いびきを引き起こしやすくなると言われています。

③肺活量の減少

加齢によって肺活量が減少する、つまり下気道が小さくなることで、上気道も狭くなってしまいます。結果、いびきをかきやすくなることが指摘されています。
男性よりも肺活量が少ない女性や、健康診断などで肺活量が平均よりも少ない方は、よりいびきに気をつける必要があるでしょう。

④ホルモンバランスの影響

昔は症状がなかったのに、年齢を重ねたらいびきをかくようになった女性の場合は、ホルモンバランスの影響が考えられます。
プロゲステロンは女性ホルモンの一種で、妊娠を助けたり体温を上げたりなどの働きがあります。それだけでなく、気道を広げるという役割もあるので、女性は男性よりもいびきが少ないです。
しかし、加齢によってプロゲステロンは減少してしまうため、気道が狭くなることでいびきをかきやすくなってしまいます。なので、いびきは男性がかくものというイメージが強い一方、年を取れば女性もいびきに悩まされるようになるのです。

参考:
いびきの原因と防止するための対処方法- 対策グッズを紹介 | フランスベッド株式会社
高齢者のいびき | 東京ロンフェルメ耳鼻いんこう科

いびきの症状は?

いびきによって睡眠が妨げられて熟睡できなくなると、次のような症状が現れます。

<寝ている間>
・寝ている間は常にいびきをかく
・いびきや呼吸がよく止まる
・息苦しさを感じて何度も起きることがある
・寝汗をかく
・尿意で目が覚める

<起きている間>
・しっかり寝たはずなのに、耐え難い眠気に襲われる
・熟睡感がない
・強い倦怠感がある
・昼寝の回数が増える

特に、高齢者の場合はこれらの症状をなかなか自覚することが難しく、自覚していても「もう年だから」と見過ごしてしまいがちです。

また、年齢を重ねると睡眠時間そのものが短くなる傾向があるため、夜間に眠れない分昼寝の時間が増えます。そのため、熟睡感の欠如がいびきによるものなのか、それとも睡眠時間の減少が原因なのか、見分けるのが難しい現状もあります。

以上のことから、家族や周りの人が睡眠中の習慣的ないびきや呼吸停止に気がついた場合は、速やかに医療機関を受診し治療を受けることが大切です。

下記の記事でいびきのセルフチェックができるので、ぜひ試してみてください。

参考:
いびきの原因と防止するための対処方法- 対策グッズを紹介 | フランスベッド株式会社
チェックリスト|睡眠時無呼吸症候群とは | チェスト株式会社

いびきは脳梗塞の前兆かも?

頭痛の女性

高齢者のいびきは、脳梗塞を始めとした脳卒中の原因となることがあります。

脳卒中・脳梗塞とは?

まずは、脳卒中と脳梗塞について説明します。
脳卒中とは、脳の血管が詰まったり破れたりすることによって、脳に酸素や栄養がいかなくなり、障害を起こす病気のことです。脳の血管が破れて血液が流出する「脳出血」と、脳動脈瘤と言われる血管の膨らみが破裂する「くも膜下出血」も、脳卒中に含まれます。

一方、脳梗塞は脳卒中の一種です。脳の血管が血栓(血の塊)で塞がってしまうことで、脳細胞が壊死してしまう病気であり、脳卒中の中で最も患者数が多いとされています。
つまり、脳卒中は脳血管の異常が起きる病気の相称であり、そのうちの一つが脳梗塞です。脳は生きる上でとても重要な役割を持つので、脳卒中によりダメージを受けてしまうと、運動障害や言語障害などの後遺症に悩まされてしまう場合も少なくありません。
実際、統計によると脳卒中(脳血管疾患)は日本人の死因第4位、寝たきりの原因となる病気第1位だと言われています。死亡リスクを減らし、健康的な生活を送るためにも、いびきとの関連性を確認していきましょう。

脳梗塞の原因となるいびき

日常的にいびきをかくようになると、睡眠時無呼吸症候群という呼吸異常を伴う睡眠障害に発展します。
睡眠時無呼吸症候群とは、寝ている間に何度も呼吸が止まったり,浅くなったりしてしまう病気です。大きないびきが特徴であり、熟眠できない、日中強い眠気に襲われるといった症状に悩まされます。
睡眠時無呼吸症候群も種類があり、閉塞性睡眠時無呼吸症候群・中枢型睡眠時無呼吸症候群・混合型睡眠時無呼吸症候群に分かれます。

特に閉塞性睡眠時無呼吸症候群は、気道が物理的に塞がることによって睡眠中に何度も無呼吸状態(呼吸の停止が見られる状態)に陥るため、夜中に何回も中途覚醒を繰り返します。その結果、覚醒のたびに睡眠が妨げられ、慢性的な睡眠不足に陥ってしまうのです。
そして、この閉塞性無呼吸が進行すると、高血圧や動脈硬化を発症し、脳の血管が詰まる脳梗塞や血管が破ける脳出血などの脳卒中につながる恐れがあります。

正確には、いびきが直接脳卒中を招くわけではありません。しかし、無呼吸を放置することは、確実に脳血管系にダメージを与えるリスクを高めると言って良いでしょう。

いびきと脳梗塞の関係性については、以下のコラムでも解説しています。併せてご確認ください。

参考:
2022/03/09、脳卒中が潜む「危険ないびき」のサインを見抜こう! | アンファーからだエイジング
2022/07/20、いびきにも注意!知っておきたい脳卒中の分類、初期症状について | スマート脳ドック

脳卒中を知らせるサインとなるいびき

上記のように、いびきが無呼吸に発展し、最終的に脳卒中などの脳血管障害を引き起こすケースもありますが、反対にいびきが脳卒中を知らせるサインとなることがあります。

それは、睡眠中に脳卒中を起こした場合です。寝ている間に脳梗塞や脳出血を発症して意識を失うと、舌の根本である舌根(ぜっこん)が落ち込み、気道を塞いでしまうことがあります。すると、大きないびきをかき、そのまま意識不明に陥ってしまうのです。
普段はいびきをかかないのに、ある日突然大きないびきをかき始めた場合には、意識があるかどうかを確認することが大切です。もし意識が戻ってこない場合には、早急に救急車を呼ぶ必要があります。

また、脳卒中を起こす危険性の高い特徴的な呼吸パターンもあります。それは、チェーンストークス呼吸です。
チェーンストークス呼吸とは、中枢性睡眠時無呼吸症候群発症時に見られる呼吸で、脳の呼吸中枢に異常が起こり、呼吸が制御できなくなったことが原因で起こります。
よく見られるチェーンストークス呼吸のパターンは次の通りです。

1.無呼吸になる前に、まず呼吸音がだんだんと小さくなる
2.小さい呼吸がしばらく続いた後、呼吸が徐々に大きくなる(このとき、胸やおなかが大きく動くのが確認できる)
3.その後、徐々に呼吸は弱まり、最終的には止まる
4.1〜3までの呼吸パターンをおよそ1分間から2分間程度継続する

中枢性睡眠時無呼吸症候群を引き起こす最もメジャーな原因は心不全ですが、脳卒中などによって脳に後遺症が残っている場合なども、中枢性無呼吸に発展することがあります。

睡眠中に今までにない大きないびきをかく、意識を失ったまま起きない、チェーンストークス呼吸が見られるといった場合には、迷わずに救急車を呼びましょう。

中枢性睡眠時無呼吸症候群については、こちらの記事でも詳しく解説しています。

参考:
【いびきなしだと正常?】いびきをかかない睡眠時無呼吸症候群の危険性について | イビキメディカルクリニック
2022/07/20、いびきにも注意!知っておきたい脳卒中の分類、初期症状について | スマート脳ドック
睡眠時に呼吸が止まる「中枢性睡眠時無呼吸」とは 心不全との関係性 | NHK健康チャンネル

いびきや睡眠時無呼吸症候群を放置するとどうなるの?

体調不良の中年男性

では、いびきや睡眠時無呼吸症候群に気づかずに放置してしまうと、どのような影響があるのでしょうか。

合併症を引き起こす

いびきや無呼吸に気づかず治療が遅れてしまうと、恐ろしい合併症を引き起こすことがあります。

まず発症の可能性があるのが、高血圧です。
睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中に何度も呼吸が止まってしまうため、危険を察知した脳は酸素を確保しようと心拍数を上げます。これにより、高血圧を発症し、それが糖尿病や肥満などの生活習慣病、そして動脈硬化などを併発するリスクを高めてしまうのです。

さらに、動脈硬化を長く患うと、心筋梗塞や狭心症などの虚血性心疾患を引き起こし、最悪の場合命を落とすことにつながります。もちろん、先ほども説明したように、脳卒中などの脳血管障害を発症するリスクも忘れてはいけません。

身体が休まらない

いびきや睡眠時無呼吸症候群によって睡眠の質が低下し、身体が休まらない可能性があります。いびきをかくということは、正常な呼吸によって十分な酸素を取り込めていない、ということだからです。
また、息苦しさや尿意で目が覚める、寝汗をかくといった点も、睡眠の質を低下させてしまう要因です。

身体が休まらないと、疲れがあってスッキリしなかったり、やる気が出なかったりするため、日中のパフォーマンスに悪影響を与えてしまいます。さらに、重度の睡眠時無呼吸症候群の場合は、日中の強い眠気で交通事故や労働災害を起こすことがあります。自分自身だけでなく、周囲の方の命を奪う結果を引き起こしかねません。
睡眠の質を上げて仕事や学業に励むため、命を落とさないためにも、いびきを放置するのは厳禁です。

家族との関係性が悪化する

いびきは、当人の睡眠の質を低下させるだけでなく、その音で一緒に寝る人にまで悪影響を与えてしまいます。しかし、いびきを自覚している人はなかなかいません。
そのため、同じ部屋で眠る家族や恋人はいびきを指摘できず不満が溜まったり、指摘されても本人が認められなかったりして、関係性が悪化する可能性もあります。「いびきがうるさい」と言われたら素直に受け止め、溝が生まれてしまう前に治療を心掛けてください。

参考:
いびきの原因と防止するための対処方法- 対策グッズを紹介 | フランスベッド株式会社
睡眠時無呼吸・いびきへの対応:高齢者への対応 | J-STAGE

高齢者のいびきは治るの?

CPAP装置を装着する高齢者

ここまで、高齢者においていびきが発生しやすくなるメカニズムと、治療せずに放置する危険性について解説してきました。

このように、多くの症状や合併症併発の危険があるいびき・睡眠時無呼吸症候群ですが、果たして治療することは可能なのでしょうか?

主な治療法

睡眠時無呼吸症候群の治療、特に高齢者においては、CPAP(経鼻的持続陽圧呼吸療法:Continuous Positive Airway Pressure)を行うのが基本です。

CPAPとは、CPAP装置本体から、鼻に装着したマスクを通して空気を送り、 気道を広げて無呼吸が起きないようにする治療法です。
多くの医療機関で実施されており、数ある睡眠時無呼吸症候群の治療法の中で最も安全で効果が期待できる方法とされています。

ただし、この治療法は効果を感じるまでにかなりの時間を必要とします。何より、マスクを装着してそこから空気が送り込まれるという状況に慣れる必要があるため、最初は苦痛を感じて逆に睡眠を妨げられる場合があります。
実際、マスク装着にストレスを感じ、途中で治療を断念してしまう人も多いのが現状です。

もし無呼吸が重症の場合はCPAP治療が行われることが多いですが、軽症な場合は歯にはめることで舌の落ち込みを防ぐマウスピースという器具を使う場合もあります。
しかし、CPAPは薬物を使用したり、患部を切って出血したりすることがないため、高齢者においてはやはりCPAPによる治療が最も安全だと考えられています。

自分にはどのような治療法が合っているのか、その方法で症状を解消することはできるのか、不安に思うこともきっとあるでしょう。いびきや無呼吸に心当たりのある人は、ぜひ一度医療機関を受診し、医師の診察を受けるようにしてください。

自力で取り組める改善法

いびきが気になる場合はクリニックにいき専門家の指示を受けるのが最善ですが、まずは自力で改善したいと考えている方もいるかもしれません。いびきをかかなくなるためには、その原因を特定して取り除くことが重要です。

例えば、加齢とともに太ってしまった方は、肥満体型がいびきを引き起こしていると考えられます。喉周りについた脂肪が気道を圧迫し、空気の通り道を狭くしてしまうからです。この場合、運動や食事に気をつけて適正体重になれば、いびきを解消できる可能性があります。
他にも、いびきの原因となるアルコールやタバコを控えたり、寝具を見直したりといった方法が挙げられます。

ただし、いびきの原因を特定するのは、簡単ではありません。特に、高齢者のいびきは加齢による機能低下が要因となっている可能性が高いです。加齢に加え、さまざまな要因が重なっていることもあるので、自力でいびきを完全に解消するのは難しいと言えます。
はっきりとした原因が見つからなかったり、なかなか改善できなかったりする場合は、迷わずに医療機関を受診しましょう。

いびきの治し方については以下のコラムでもご紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。

参考:
高齢者のいびき | 東京ロンフェルメ耳鼻いんこう科
CPAP療法 | チェスト株式会社

イビキメディカルクリニックでは

カウンセリングをする医師

私たちイビキメディカルクリニックは、いびき・睡眠時無呼吸症候群の治療に特化した専門医院です。

パルスサーミア治療について

当院で行っているパルスサーミア治療は、特殊なレーザーを使用して口蓋垂(こうがいすい)や軟口蓋(なんこうがい)の粘膜の膨らみを引き締め、睡眠中のいびきや無呼吸解消を目指します。

パルスサーミア治療は、カテゴリーとしてはレーザー治療に分類されます。
従来のレーザー治療と言えば、施術には出血や痛みを伴うのが当たり前で、患者にとってはかなり苦痛を感じるものでした。しかも、治療後には数週間のダウンタイムがあったため、患者は長期間そのストレスに耐えなければならず、実際に行うにはかなりハードルの高い方法でした。

ですが、このパルスサーミアは特殊なレーザーを使用しているため、「出血はほぼなし」「痛みも最小限」「ダウンタイムも数日で終了」を達成することに成功しました。これまでのデメリットをすべて解消することができるパルスサーミアは、いびき・無呼吸に悩む人にぜひおすすめしたい治療法です。

参考:
いびきの治療法|イビキメディカルクリニック

当院での治療をお考えの方は

このように、レーザー治療におけるさまざまなデメリットを解消しながら、いびき解消に効果を発揮できるパルスサーミアは、非常に画期的と言えるでしょう。特に、上記で紹介したCPAP治療を断念してしまった人には、ぜひ受けていただきたい治療法です。

ただし、高齢者に実施する場合には、通常よりも慎重な判断が必要です。
確かに、若年層においては、副作用やダウンタイムは最小限に抑えられています。ですが、高齢者においては、術後の違和感などを覚えやすくなることも場合によっては想定されます。

まずは一度、当院の無料カウンセリングにお越しください。治療を始める前に、無呼吸の状態などを十分に見極めた上で、どのような治療方針で行うのか、副作用が出た場合にはどのような対応をするのかなど、しっかり診察させていただきます。
また、持病や既往歴などもしっかりと鑑みて、最適な治療プランをご提案させていただきますので、不安に思われることがあれば、気兼ねなく専門スタッフにお尋ねください。

本コラムの最後に、無料カウンセリングの予約ができるご予約フォームがありますので、ぜひご活用ください。

参考:
いびきの治療法|イビキメディカルクリニック

まとめ

笑顔な高齢夫婦

今回は、高齢者におけるいびき発症のメカニズムや脳卒中との関係、そしていびきや無呼吸を解消する治療法について解説しました。

高齢者は、加齢に伴って気道が閉塞する回数が増え、無呼吸を発症しやすくなります。しかも、脳梗塞や脳出血などの脳血管障害を起こす危険もあり、非常に注意が必要です。
しかし、睡眠時無呼吸症候群は自覚症状がほとんどないため、なかなか疾患に気づくのが難しい側面があります。特に睡眠時間自体が短くなっている高齢者においては、日中に眠気を感じても「年のせいだ」と見逃され、治療が遅れがちになります。

もし、家族や周りの人がいびきや無呼吸に気づいた場合は、すぐさま医療機関の受診を促し、治療を受けてもらうことが大切です。無呼吸は治療を早く始めれば、寛解する可能性が高まる疾患です。
この記事を読んで、家族などにいびきや無呼吸の症状が見られる場合は、なるべく早く次の行動を取るようにしてください。

【よくある質問】

Q.どうして高齢になるといびきをかきやすくなるのですか?

A.加齢に伴い、気道を広げる筋力の低下や、体内のコラーゲン減少による気道の弾力性の低下、肺活量の減少などによって、いびきをかきやすくなることが指摘されています。

Q.いびきを治療しないとどうなりますか?

A.脳卒中や心筋梗塞などに発展し、最悪命を落とす可能性があります。症状に心当たりがある場合は、速やかに医療機関を受診しましょう。

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