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鼻いびきの治療方法4選!原因や自力でできる対策方法も解説

2023.12.11

鼻いびきの治療方法4選!原因や自力でできる対策方法も解説

寝ている間は口を閉じているのにいびきをかいているなら、鼻いびきかもしれません。いびきの中でも、何らかの原因によって空気の通り道である鼻腔が狭くなって発生するものを「鼻いびき」といいます。大きないびきは周囲に迷惑をかけてしまいますし、放置すると口呼吸が習慣化したり睡眠時無呼吸症候群につながったりするおそれも。

そこでこの記事では、鼻いびきの治療方法についてお伝えしていきます。原因や自力でできる対策方法も解説しますので、いびきにお悩みの方はチェックしてみてください。

鼻いびきの原因は?

鼻いびきの原因は?

そもそも、鼻いびきをかいてしまうのはなぜでしょうか?主な原因については、以下の通りです。

  • アレルギー性鼻炎や副鼻炎による鼻づまり(鼻閉)
  • アルコールの摂取
  • 空気の乾燥

アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎といった病気は、鼻の中に炎症を起こします。すると、鼻腔内は狭くなって空気が通りづらくなるため、鼻いびきをかくようになります。同様に、アルコールは鼻粘膜を腫らす作用があるので、鼻腔を狭くします。
また、空気の乾燥も鼻いびきの原因。乾燥した環境にいると鼻も潤いを失い、カサカサとした状態(ドライノーズ)になります。ドライノーズは炎症につながるので、鼻いびきをかきやすくなってしまうのです。

鼻いびきの詳しい原因については、以下のコラムで解説しています。併せてお読みください。

鼻いびきと喉いびきの違い

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お伝えしてきたように、鼻いびきの原因は鼻です。一方、寝ている間に舌が気道に落ち込んで発生する場合は「喉いびき」と呼びます。口を開けていびきをかいている、アレルギー性鼻炎や風邪の症状がなく鼻づまりもないといった場合は、喉いびきの可能性が高いといえます。

基本的に鼻いびきは、鼻づまりの原因となっている炎症などを抑えれば治まります。しかし、喉いびきの場合は睡眠時無呼吸症候群の原因となりやすいため、より注意した方が良いでしょう。

鼻いびきと喉いびきの違いついては、以下の記事でご紹介しています。併せてお読みください。

鼻閉と睡眠時無呼吸症候群について

鼻閉と睡眠時無呼吸症候群について

アレルギー性鼻炎や副鼻炎によって鼻づまり(鼻閉)が起こり、鼻いびきをかくようになるとお伝えしました。実は鼻閉は、寝ている間に呼吸が止まったり弱くなったりする「睡眠時無呼吸症候群」という病気に関係するといわれています。

参考文献:
鼻づまりの原因とメカニズム|佐藤製薬
つらい風邪の鼻症状、なぜ起こるの?原因や対処方法を解説|エスエス製薬

鼻閉のメカニズム

そもそも鼻腔は狭く複雑な形で、粘膜に覆われています。鼻閉は、この鼻腔を通る空気の流れが悪くなることで起こります。
例えば風邪やアレルギー性鼻炎の時は、鼻腔内の血管が広がることで粘膜は腫れ、鼻づまりを起こします。「鼻水が鼻を塞ぐから呼吸できない」というイメージがあるかもしれませんが、鼻水自体は水っぽいため鼻づまりの原因となることはほとんどないといわれています。
鼻閉の状態では鼻から空気が通りにくいため、意識せずとも自然と口呼吸になります。しかし、口呼吸にはさまざまなデメリットがあるので、鼻閉を放置するのは良くありません。

鼻閉による口呼吸のデメリット

人間の身体は鼻からでも口からでも呼吸できるような仕組みになっていますが、本来は鼻で呼吸します。そのため、適していない口呼吸を続けているとさまざまなデメリットがあります。鼻づまりを放置すると常に口から呼吸するように習慣づいてしまうので、注意が必要です。
具体的には、以下のようなデメリットが考えられます。

  • 虫歯や歯周病、口臭のリスクが上がる
  • 歯並びが悪くなる
  • 風邪をひきやすくなる
  • 歯並びが悪くなったり面長になったりする

口から呼吸するだけで、このようなリスクが生じてしまいます。呼吸は無意識に行ってしまうものなので、鼻づまりに気づいたらすぐ治すようにしましょう。

睡眠時無呼吸症候群のリスク

鼻閉は、睡眠時無呼吸の症状を悪化させるリスクがあるといわれています。その原因の一つとして、口呼吸が考えられます。眠っている時に口が開いていると、舌が喉の奥に落ち込みやすくなってしまうからです。
舌が喉の奥に落ちると、空気の通り道が物理的にふさがります。結果、大きな喉いびきをかいたり、呼吸が止まったりしてしまいます。

睡眠時無呼吸症候群は、日中の強い眠気による事故や、死亡リスクのある合併症を引き起こす可能性のある恐ろしい病気です。口呼吸が習慣になってしまう前に、鼻閉を改善するように心がけてください。

当院の鼻いびきの治療法

診察イメージ(小物:聴診器、バイタル測定装置)

鼻いびきを治したいと思ったら、専門のクリニックに相談するのがおすすめです。いびきに関する知識や経験のある医師が、最適な治療を提供してくれます。

イビキメディカルクリニックは、いびき治療に特化した専門病院です。当院で取り扱っているパルスサーミアはオリジナルのレーザー治療で、「切らないいびき治療」として注目されています。従来の治療法のようなデメリットがないため、いびきに悩む全ての方へおすすめできます。
いびきはさまざまな要因によって起きていることも多いため、まずは一度ご相談ください。いびき・睡眠時無呼吸症候群の専門クリニックとして、お悩みを解決します。

当院オリジナルのレーザー治療「パルスサーミア」

パルスサーミアは、いびきの原因となる患部にレーザーを当てて引き締めることでいびきを改善します。痛みやダウンタイムがほぼなく、効果も長持ちする画期的な治療法です。治療時間は1回15分程度で、切開や縫合、入院などは一切必要ありません。
照射を何度か繰り返すことで効果を得やすいですが、初回の治療でも50%以上の方が効果を実感されています。いびきに悩んでいる方はぜひ一度お試しください。

鼻いびきの治療方法4選

鼻いびきの治療方法4選

次に、鼻いびきの治療方法4選をお伝えします。ただしどれが効果的かは個人差があるので、まずは専門のクリニックにご相談ください。

薬や鼻うがいによる治療

アレルギー性鼻炎や副鼻炎、風邪などによって鼻いびきをかいているなら、原因となる疾患を治療することで鼻いびきも改善されるでしょう。特に鼻づまりの症状がある方は、耳鼻咽喉科や内科を受診してください。症状に合わせて薬を処方してもらえます。
また、一時的で軽度の鼻づまりなら、ドラッグストアで売っている市販薬や鼻うがい用品でも効果が期待できます。

CPAP治療

CPAP治療とは、睡眠中に専用の機器を装着することで空気を送りこむ治療方法です。即効性がありながらほとんど副作用がないため、いびき・睡眠時無呼吸症候群の治療に広く使われています。日本では、睡眠時無呼吸症候群だと診断された場合に保険適用になります。

一方、毎日のメンテナンスが必須だったり、毎月医療機関を受診する必要があったりするデメリットも。また、根本的な治療ではないので、いびき・睡眠時無呼吸症候群の症状がある限り装着し続けなければいけません。

ナステント

ナステントとは一般医療機器の一種で、チューブを鼻に挿入することで気道を確保します。柔軟性が高いシリコーン樹脂なので、鼻の中の粘膜を傷つけにくいです。また、人体に合うよう湾曲したチューブや先端に塗布された潤滑剤など、挿入時の違和感を軽減できるよう工夫されています。
CPAP治療でネックだった毎日のメンテナンスやマスクのわずらわしさがないため、CPAP治療が合わなかった方にもおすすめの治療法です。
ただ、敏感な鼻に挿入するので人によっては痛みや違和感があったり、保険適用外で治療費が全額自己負担だったりする面も。また、CPAP治療と同様に根本的な治療ではないので、使用しなくなると再びいびきの症状が出ることもあります。

外科的手術

場合によっては、手術などの外科的治療が必要なこともあります。
例えば、鼻の左右を分けている「鼻中隔」が湾曲していると、鼻づまりや鼻出血などの症状が現れることがあります。これを鼻中隔湾曲症といいます。さまざまな症状がある場合、手術で鼻中隔を整えることで改善できる可能性があります。
手術にはさまざまなリスクがあるため、専門医による診断のもとで慎重に治療を行うことが求められます。

鼻いびきを防ぐには?自力でできる対策方法3選

鼻いびきを防ぐには?自力でできる対策方法3選

中には、「鼻いびきはときどきかく程度なので受診するほどではないかも…」「いびきに悩んでいないけど今から防止したい!」と考えている方もいるかもしれません。

このような方に向けて、自力でできる鼻いびきの対策方法について3つお伝えするのでぜひ参考にしてみてください。ただし、いびきはさまざまな要因が重なって発生する場合も多いため、少しでも不安があればクリニックに相談しましょう。

ダイエット

「太っている人=いびきをよくかく」というイメージをお持ちの方も多いかもしれません。
実際、肥満はいびきを引き起こすといわれています。首の周りや舌など、気道の周りに余分な脂肪がつくことで空気の通り道が圧迫されてしまうからです。そのため、肥満体型の方はダイエットによる減量が鼻いびきの対策につながります。

自分が肥満かどうか判断する指標の一つに、「BMI」があります。「体重(kg)÷身長(m)の2乗」で計算できるので、一度調べてみましょう。BMIが25以上の場合だと肥満なので、普通体重の人よりも鼻いびきが起こりやすい状況だといえます。
ただし、運動量を急に増やしたり極端な食事制限をしたりしては、心身に大きな負担をかけてしまいます。病気やリバウンドのリスクもあるので、体調と相談しながら少しずつ取り組んでみてください。

アルコール・たばこを控える

アルコールには、鼻の粘膜を腫らして鼻腔を狭くしたり、筋弛緩作用で舌が喉に落ちやすくさせたりする作用があります。そのため鼻いびきだけでなく、喉いびきも引き起こしてしまうのです。寝る前の飲酒が習慣になっている人もいるでしょうが、できるだけ量を減らすようにしましょう。
また、「寝酒をしないとなかなか寝られない」という人は要注意。アルコール依存症かもしれません。睡眠の質の低下や病気のリスクがあるので、寝酒にばかり頼っている方は専門の医療機関にご相談ください。

アルコールと同様、たばこを控えることも鼻いびきの予防につながります。たばこの煙に含まれる有害物質は鼻や喉の粘膜に炎症を起こし、空気の通り道を狭めてしまいます。
いびき以外にもさまざまな健康被害のリスクが指摘されているため、まずは減煙から取り組みましょう。

睡眠環境の改善

睡眠環境の改善も鼻いびきの対策になります。例えば、加湿に気をつければ寝室の乾燥を防げるため、ドライノーズによる鼻いびきを予防できる可能性があります。
加湿器を設置する以外では、濡れタオルや洗濯物を室内に干したり、マスクをつけて寝たりすることも乾燥対策になります。喉の痛みや風邪の予防にもなるので、冬場を中心に部屋が乾燥しすぎないように対策しましょう。

また、アレルギー性鼻炎の原因がハウスダストやペットの毛なら、掃除が重要。布団や毛布、シーツを定期的に洗濯することで、アレルギーとなる物質を除去できます。防ダニグッズなども有効でしょう。
アレルゲンが特定できている方は、治療と平行して睡眠環境を改善してみてください。

まとめ

朝に気持ち良く目覚める女性

鼻いびきの治療方法や対策方法についてお伝えしました。
鼻いびきは、空気の通り道である鼻腔が狭くなることで発生します。CPAP治療やマウスピース治療によって改善が見込めますが、いびきの原因は人それぞれです。まずは一度専門のクリニックに相談したうえで判断してもらい、最適な治療を進めましょう。

【よくある質問】
Q. 鼻いびきを治療するにはどうしたら良いですか?

A. 鼻いびきの治療方法としては、以下の4点です。どれが効果的かどうか自力で判断することは難しいので、まずは専門のクリニックにご相談ください。

  • 薬や鼻うがいによる治療
  • CPAP治療
  • ナステント
  • 外科的手術

Q.鼻いびきを予防する方法はありますか?

A.鼻いびきを予防する方法としては、以下の3点です。いびきはさまざまな要因が重なっている場合も多いので、少しでも不安があればクリニックに相談しましょう。

  • ダイエット
  • アルコール・たばこを控える
  • 睡眠環境の改善

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