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睡眠時のいびきに悩んでいる人は検査を受けましょう

家族にいびきや無呼吸を指摘された、しっかり寝たはずなのに寝た気がしない、日中の眠気が強いなど気になる症状がある場合は、睡眠時無呼吸症候群の検査を受けましょう。

ここでは、睡眠時無呼吸症候群の検査とはどのようなものなのか、検査の種類や方法、検査で分かること、検査を受けるまでの流れなどについて解説しています。

睡眠時無呼吸症候群の検査を検討している人は、検査方法が分かることで適切な病院を受診し、安心して検査が受けられますので参考にしてください。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査方法は2種類ある

睡眠時無呼吸症候群と診断するには以下の2種類の検査を行う場合があります。

  • 自宅でできる簡易検査
  • 一晩入院して行う精密検査

各検査についてどのように行うのか、何が分かるのかなどを詳しく解説します。

自宅でできる簡易検査

受診した病院から、簡易検査の機械を借りて自宅で検査を行います。機械はメーカーにより若干異なりますが、共通して入っているものは以下の器具です。

  • 指センサー:血中酸素飽和度を測定する機械。電源を入れると赤外線センサーが作動し赤く光る。センサー部分を爪に当てるように装着すると、血中酸素飽和度が測定できる。
  • 鼻センサー:呼吸状態を観察するための機械。2つの突起部分を両鼻にそれぞれ入るように装着し、寝ている間にはずれないよう、テープで固定しておくとよい。
  • 機械本体:各センサーで計測した数値を記録しておくための機械。大きさはおよそスマートフォンの半分ほどのものが多い。

機械本体は、腕時計のようにバンドで固定するものや、みぞおちあたりに固定して検査を行うものなど病院によって取り扱っている機械が異なります。

参考:【簡易検査|検査について|検査と治療|睡眠時無呼吸を治そう】
【簡易検査について|診療科案内|湘南藤沢徳州病院】

簡易検査で調べられる検査項目とは?

簡易検査で調べている検査項目は以下の通りです。

  • 呼吸:呼吸回数や無呼吸の発生頻度が分かる。
  • 脈拍:呼吸に合わせて脈拍が速くなったり、遅くなっていないか確認できる。
  • いびき:いびきが発生しているタイミングが分かる。
  • 酸素:血中酸素飽和度が呼吸によって変化があるかが分かる。

無呼吸やいびきに合わせて、脈拍や血中酸素飽和度にどのような変化が起きるかが分かります。人によっては無呼吸が起きる時間帯と起きない時間帯があるなどの特徴も把握できます。

簡易検査は自宅で行えること、機械の装着も容易であるため、睡眠時無呼吸症候群が心配な人は検査を受けてみましょう。

一晩入院して行う精密検査

簡易検査では睡眠時無呼吸症候群と診断するには曖昧な場合は、精密検査を行いより詳しく調べます。

精密検査は「終夜睡眠ポリグラフ検査」と言われるもので、簡易検査で調べた呼吸状態や血中酸素飽和度に加えて、脳波やのどの筋肉の動き、心電図なども調べられます。

参考:【無呼吸ラボ|検査方法について】
【睡眠時無呼吸症候群|独立行政法人国立病院機構 近畿中央呼吸器センター】

精密検査で調べている検査項目とは?

精密検査で調べている検査項目と、何を調べているのかを以下にまとめましたので、参照ください。

  • 脳波:眠りの深さを調べるために、頭に複数のセンサーを取り付ける。
  • 心電図:眠っている間に脈拍数の変化や不整脈が起きていないかを調べている。
  • 筋電図:瞼に電極を装着し、動きを測定することで睡眠の状態(深いか浅いか)を調べている。また、むずむず脚症候群や周期性運動障害などの睡眠を妨げる病気がないか調べるために、足にも筋電図の電極を装着する。

終夜睡眠ポリグラフ検査は、深い睡眠が取れているか、寝ているように見えてもわずかな覚醒状態があるのかなど、睡眠の質が分かるのが特徴です。

様々な機械が取り付けられること、病院に一晩泊まることで環境の変化もあり眠れない人もいますが、状況に応じて睡眠薬を内服して検査を行うこともあるため、眠れない場合は職員に相談しましょう。

夜間の検査になるため、来院時間は午後となっている病院が多いです。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査の流れ

睡眠時無呼吸症候群の検査を受けたいと思っても、行っている病院は限られています。検査を受けるまでの流れを以下の項目に分けて解説します。

  1. 検査が可能な病院を探す
  2. 自宅で簡易検査を行う
  3. 一晩入院して精密検査を行う
  4. 睡眠時無呼吸症候群と診断されたら医師の指示のもと治療開始

参考:【睡眠時無呼吸症候群の簡易検査と精密検査について】
【無呼吸ラボ|睡眠時無呼吸症候群の受診について】

検査が可能な病院を探す

睡眠時無呼吸症候群の検査を行っている診療科目は、内科・呼吸器科・耳鼻咽喉科・循環器内科・いびき外来など様々です。

インターネットで検索して自宅近くで取り扱っている病院を探すのがよいでしょう。初診から検査・結果を聞きにいくなど、複数回通うことになるためです。仮に睡眠時無呼吸症候群と診断され、治療が必要となった場合は更に通院することになるため、自宅から近い病院が便利だと言えるでしょう。

初診時は、過去の病歴や寝ているときの呼吸状態(いびきや無呼吸の有無など)を聞かれるため、パートナーがいる場合は付き添ってもらうとスムーズに問診が進みます。

自宅で簡易検査を行う

初診時の問診の結果、睡眠時無呼吸症候群が疑われる場合は、自宅でできる簡易検査を行います。

病院から機械が貸し出されるため、指示通りに装着し検査をしましょう。

一晩入院して精密検査を行う

簡易検査では睡眠時無呼吸症候群と診断するには判断材料が足りない場合に精密検査を行います。これは病院に一晩入院して検査を行います。

反対に簡易検査で明らかに睡眠時無呼吸症候群だと診断できるほど重症である場合は、精密検査はせず速やかに治療に入る場合もあります。

睡眠時無呼吸症候群と診断されたら医師の指示のもと治療開始

簡易検査・精密検査を経て、睡眠時無呼吸症候群と診断された場合は、重症度に合わせて適切な治療が始まります。

機械を用いて治療することもありますが、生活習慣の見直し(ダイエットや禁酒など)により症状が改善する場合もあります。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の診断基準

睡眠時無呼吸症候群と診断する基準は、以下の通りに定められています。

  • いびき、日中の眠気、寝起きの頭痛などの症状がある
  • 無呼吸低呼吸指数(AHI)が1時間に5回以上

無呼吸低呼吸指数(AHI)は、1時間で無呼吸と低呼吸が起きる合計回数のことです。無呼吸と低呼吸とはどういったものなのか、以下を参照ください。

  • 無呼吸:10秒以上の呼吸停止
  • 低呼吸:平均の血中酸素飽和度より3%以上低下した状態、または覚醒反応が見られる状態

低呼吸と判断される呼吸とは、例えば寝ているときの血中酸素飽和度が96%だったとしたときに、血中酸素飽和度が93%以上低下したときのものとされています。

その他、具体的な自覚症状については以下のサイトでも詳しく解説しておりますので参照ください。

参考:
【睡眠時無呼吸症候群(SAS)の診療ガイドライン2020】29・30ページ

軽症・中等症・重症に分類される

無呼吸低呼吸指数(AHI)に応じて以下のように軽症・中等症・重症に分類されているため、参照ください。

分類無呼吸低呼吸指数(AHI)
軽傷5回以上15回未満
中等15回30回未満
重症30回以上

重症度や睡眠時無呼吸症候群の原因に応じて治療方針が決まります。

次に睡眠時無呼吸症候群の治療について解説しますので参照ください。

睡眠時無呼吸症候群(SAS)の治療

睡眠時無呼吸症候群の治療は主に以下の4つが挙げられます。

  • マウスピースの装着
  • CPAPの導入
  • 外科手術
  • 生活習慣の改善

それぞれについて詳しく解説します。

マウスピースの装着

軽症~中等症と診断された場合の治療方法で主に使用されるのがマウスピースです。

睡眠中の筋肉のゆるみにより下あごが下がることで気道が狭くなり、いびきや無呼吸が発生します。

マウスピースを装着することで下あごが下がるのを予防し、いびきや無呼吸の発生を抑えることが可能です。

マウスピースを作成するためには、睡眠時無呼吸症候群と診断した医師に診療情報提供書を書いてもらい、歯科医院を受診しなければなりません。

マウスピース作成までの流れや注意点については、以下のページで詳しく解説していますので参照ください。

CPAP(シーパップ)の導入

CPAPは持続陽圧呼吸療法のことであり、気道に圧力をかけた空気を送り込むことで空気の通り道が確保され、いびきや無呼吸の発生を予防することを言います。鼻にマスクを装着し、寝ている間は機械が空気を送ってくれます。CPAPは機械を装着して寝る為、違和感があったりなど自分に合うかどうかは医師に相談しながら決めていきましょう。

参考:【日本呼吸器学会|CPAPとはどのような治療法ですか?呼吸器Q&A】

外科手術

気道を狭めている原因がアデノイドや扁桃の肥大による場合は、手術が検討されます。子どもの睡眠時無呼吸症候群はアデノイドが大きいことによるものが多いため、まず手術が選択されるでしょう。

手術方法は、アデノイドや扁桃を取り除く方法、口蓋垂(のどちんこ)と周囲の組織を取り除く方法などがあります。いずれも空気の通り道である気道を広げる効果があるため、いびきや無呼吸の改善が期待できます。

その中でも、イビキメディカルクリニックで行っているパルスサーミアは、取り除くのではなく引き締める手術である為、身体への負担も少なく改善する事が出来ます。

生活習慣の改善

睡眠時無呼吸症候群を発症している人には、肥満が原因となっている場合が多いです。首の周りに脂肪が付くことで気道を圧迫し、いびきや無呼吸につながっています。

肥満を解消することで睡眠時無呼吸症候群も改善することがあるため、肥満を指摘されている人は生活習慣を見直し、減量に取り組みましょう。

その他、改善したい生活習慣は以下の通りです。

  • 飲酒:アルコールを摂取することで筋肉がゆるみ、気道を狭める原因になる。寝る前の飲酒は控えるのがベスト。
  • 喫煙:タバコの煙は気道に炎症を起こしたり、腫れる原因になるため禁煙がおすすめ。
  • 睡眠薬や睡眠安定剤:薬の服用はのどの筋肉を緩める原因となるため、医師と相談し減量や休薬を検討する。
  • 枕の高さ:枕は適切な高さのものを使用。高すぎても低すぎてもいびきの原因となる

寝るときは横向きに寝ると、いびきや無呼吸の予防に効果があるため意識しておくのがおすすめです。以下のサイトではいびきを予防する寝方を詳しく解説していますので、参照ください。

他の治療法についても下記のコラムで詳しく解説しているので、ぜひチェックしてみてください。

まとめ

睡眠時無呼吸症候群は命に関わる重大な病気の引き金になりかねません。

日中の眠気は事故などの危険性も高まるため、気になる症状がある人は早めに対策しましょう。

睡眠時無呼吸症候群の検査は、自宅でできる簡易検査と一晩入院する精密検査があります。

イビキメディカルクリニックでは、問診とカウンセリングを無料で行っておりますので、お気軽にお問合せ下さい。

【よくある質問】

Q.睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査はどこで受けられますか?

A.睡眠時無呼吸症候群(SAS)の検査を取り扱っている病院を受診して、医師の指示を仰ぎましょう。

Q.睡眠時無呼吸症候群(SAS)の簡易検査と精密検査は両方受けなければならないのか?

A.簡易検査で長時間の無呼吸や酸素飽和度の低下が見られる場合は、すぐに治療に入る場合もあります。精密検査は簡易検査では確実な診断ができない場合に行うことが多いです。

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