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いびきのレーザー治療は保険適用になる?当院のパルスサーミアの特徴

2023.12.05

いびきのレーザー治療は保険適用になる?当院のパルスサーミアの特徴

睡眠の質が低下したり一緒に眠る家族の眠りを妨げたりといった問題から、いびきを根本的に治療したいと考えている方も多いかもしれません。しかし、気になるのが「いびき治療は保険適用になるの?」といった点です。医療費の自己負担割合は1~3割なので、保険適用になれば無理のない範囲で治療を進めやすいです。

そこでこの記事では、いびきのレーザー治療が保険適用になるかどうか、いびきメディカルクリニックのレーザー治療「パルスサーミア」についても触れながら解説していきます。いびきに悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてください。

「いびき」の症状だけでは保険適用にならない

「いびき」の症状だけでは保険適用にならない

まずは前提としてお伝しておきたいのが、「実はいびきの症状だけでは保険適用にならない」ということです。単にいびきを解消したいだけなら、全額自己負担で治療を進めなくてはいけません。しかし、「睡眠時無呼吸症候群」だと診断された場合は、健康保険が適用されるようになります。

睡眠時無呼吸症候群に罹っている人の多くは、いびきの症状を伴います。周囲から指摘されるほどの大きないびきや無呼吸が続いていたり、日中強い眠気に悩まされたりしているなら、睡眠時無呼吸症候群かもしれません。
睡眠時無呼吸症候群は、命に関わることもある恐ろしい病気です。「たかがいびき」「保険適用にならないかもしれないならいいや」と思わず、まずはクリニックに相談するようにしましょう。

睡眠時無呼吸症候群について

睡眠時無呼吸症候群について

睡眠時無呼吸症候群とは、睡眠中に何度も呼吸が止まったり浅くなったりする病気です。普段通りの呼吸ができないので体は低酸素状態になり、日中の強い眠気に悩まされるだけでなく、合併症を引き起こすこともあります。
しかし、無呼吸や低呼吸の症状が出るのは眠っている間の出来事。そのため、睡眠時無呼吸症候群を自覚することは簡単ではありません。周囲にいびきを指摘されたり、日中の違和感に気づいたりしたら、悪化する前にすぐ受診して治療を進めることが大切です。

参考:
睡眠時無呼吸症候群|独立行政法人国立病院機構 近畿中央呼吸器センター
睡眠時無呼吸症候群 / SAS|e-ヘルスネット(厚生労働省)

睡眠時無呼吸症候群を放置してはいけない理由

睡眠時無呼吸症候群は命に関わる病気なので、放置してはいけません。基本的には罹患したらすぐに突然死するような病気ではないのですが、日中の症状や合併症によって死に至る可能性があるのです。

日中の強い眠気で事故や労働災害を起こす可能性があるから

睡眠時無呼吸症候群の症状のひとつに、「日中の強い眠気」があります。あまり眠れない日があってぼーっとしたり、ちょっと居眠りしてしまったりする程度なら、誰しも経験があるかもしれません。
しかし、睡眠時無呼吸症候群は耐え難い眠気に襲われることで、普通では考えられない状況で寝てしまう場合があります。すると、仕事や学業に集中できずに支障が出るだけでなく、交通事故や労災を引き起こしてしまうことがあるのです。
自分の命を守るのはもちろん、周囲の命を脅かさないためにも、睡眠時無呼吸症候群は放置してはいけない病気だといえるでしょう。

恐ろしい合併症を引き起こす可能性があるから

睡眠時無呼吸症候群は、身体の酸素不足や睡眠の質の低下によって様々な合併症を引き起こします。中には、突然死につながる病気もあるため要注意です。
例としては、脳の血管が詰まったり破れたりして身体の麻痺を引き起こす「脳卒中」。突然死する致命的な病気であり、命は助かったとしても会話が困難になったり寝たきりになったりする可能性があります。
睡眠時無呼吸症候群は交感神経が優位になることで高血圧になりやすいのですが、実は脳卒中の最大の原因は高血圧とされています。睡眠時無呼吸症候群の症状が重いほど、脳卒中の発症リスクも高くなるといわれているので、重症化する前に治療することが重要です。

睡眠時無呼吸症候群の目安

では、自覚の難しい睡眠時無呼吸症候群に罹っているかどうかはどのように判断すればよいのでしょうか?目安となる症状としては、以下の通りです。

  • 大きないびきをいつもかいている
  • 睡眠中に呼吸が止まっていると指摘されたことがある
  • 夜中に何度も目が覚めたりトイレに行ったりする
  • 朝起きたときに疲れや頭痛がある
  • 日中に強い眠気を感じる
  • 若い頃と比べて顔つきが変わるほど体重が増えていたり、肥満体型だったりする

当てはまる項目が多いほど、睡眠時無呼吸症候群の可能性が高いといえます。先ほどお伝えしたように、日中の強い眠気や合併症によって命を落としてしまう可能性がある病気なので、手遅れになる前に専門のクリニックにご相談ください。

睡眠時無呼吸症候群の診断方法

睡眠時無呼吸症候群の診断では、一般的に「簡易検査」を受けたのち、必要に応じて「精密検査」を行います。
簡易検査では、手の指や鼻にセンサーを取り付け、睡眠中に発生した無呼吸の回数や血中酸素濃度、いびきの状態などを記録して調べます。自宅で行えるため、普段の仕事や学業を心配する必要がありません。

簡易検査の結果、より詳細なデータが必要であると判断されれば、精密検査を実施します。クリニックによっては自宅で実施することが可能ですが、多くの場合入院して脳波や筋電図、心電図、いびきの回数などを調べます。
検査の結果睡眠時無呼吸症候群だと判断されれば、健康保険が適用されるようになります。

睡眠時無呼吸症候群でも、レーザー治療は基本的に保険適用にならない

睡眠時無呼吸症候群のレーザー治療は保険適用になるものもある

睡眠時無呼吸症候群にはいくつか治療法がありますが、「レーザー治療」は保険適用になるのでしょうか?
結論からお伝えすると、基本的には保険適用にならないため、全額自己負担になります。ただし、切除型の痛みが強く後遺症が残りやすい、切除型のレーザー治療であれば保険適用になるケースも。ここでは、自由診療の当院オリジナルいびきレーザー治療「パルスサーミア」を含め、3種類のレーザー治療についてお伝えしていきます。

①口蓋垂軟口蓋形成術(LAUP)

口蓋垂軟口蓋形成術(LAUP)とは、口蓋垂とその周りの軟口蓋粘膜をレーザーによって切除して、呼吸の通り道を広げる手術です。健康保険が適応され、自己負担3割の場合は30,000円程度で受けられます。

口蓋垂軟口蓋形成術の特徴

口蓋垂軟口蓋形成術の特徴としては、メスを使う場合に比べ痛みや出血を抑えることができる点です。また、傷口を縫合する必要もありません。

しかし、睡眠時無呼吸症候群に対してはあまり期待できないうえ、ダウンタイム終了後に鼻に食べ物が入りやすくなるなどの大きな後遺症のリスクが生じやすいと言われています。切除してしまうと元には戻せないため、一生後遺症に悩まされる恐れがある点に注意が必要です。 このように、合併症の問題も指摘されており、米国睡眠学会では推奨されていないことから、慎重に検討する必要があります。

口蓋垂軟口蓋形成術がおすすめの人

口蓋垂軟口蓋形成術は、自由診療よりも安価に受けられる傾向があります。そのため、リスクを負ってでもいびき治療の費用を安く抑えたい方には向いています。

しかし先ほどお伝えしたように、睡眠時無呼吸症候群に対してはあまり期待できないとされているうえ、米国睡眠学会では推奨されていません。価格だけに左右されず、リスクについて医師と相談したうえで行うかどうか、慎重にご検討ください。

②ナイトレーズ

ナイトレーズとは、口蓋垂と周囲の粘膜にレーザー照射を行って引き締め、気道が広くする治療法です。薬事法の承認を受けていないため健康保険が適用できず、1回あたり20,000~100,000円程度かかります。

ナイトレーズの特徴

ナイトレーズは、従来のレーザー治療よりも痛みを抑えられます。出血もなく、治療後の食事制限がないので普段通りの生活を送りやすいです。

一方、レーザーによって表面を焼く蒸散作用が高いため、痛みや腫れ、喉の違和感がある場合も。また、高い効果を感じるまでに繰り返し施術を受ける場合が多いです。

ナイトレーズがおすすめの人

ナイトレーズは、強い痛みや出血、ダウンタイムを避けて治療したい方におすすめです。比較的身体への負担が少ないので、治療後も普段どおりの食事や会話ができます。

③パルスサーミア

パルスサーミアとは、当院オリジナルの「切らないいびき治療」です。ナイトレーズと同様、患部にレーザー照射を行って引き締め、気道が広くするという方法です。
保険適用にはならず、初回お試し料金が32,780円です。

パルスサーミアの特徴

レーザーによって引き締めるという点ではナイトレーズと同じですが、パルスサーミアはさらに優れた結果をもたらす治療法です。
ナイトレーズは患部の表面が蒸散する、つまりやけどのようなものが発生してしまいますが、パルスサーミアは表面を蒸散させずにさらに深層部へアプローチします。そのため、パルスサーミアは痛みとダウンタイムが圧倒的に少なくて済む、画期的なレーザー治療なのです。
一方、高い効果を感じるまでに何度か施術を受ける場合が多いです。統計上では、初回の治療でも50%以上の方が効果を実感されていますが、個人差があります。

パルスサーミアがおすすめの人

パルスサーミアは、いびきに悩む全ての方へおすすめできるレーザー治療です。入院して大掛かりな処置を受けたり、痛みやダウンタイムに悩まされたりする必要がありません。従来の治療のようなデメリットがないので、いびき治療をしながら通常の生活をストレスなしで送れます。
当院はLINEやWEBから簡単に予約できますので、いびき治療を考えている方はお気軽にお問い合わせください。

いびきメディカルクリニックの治療ページはこちら

レーザー治療以外で保険適用になる治療法は?

保険適用になる睡眠時無呼吸症候群の治療法は、レーザー治療以外にもあります。保険適用になる治療法について、いくつかお伝えします。

それぞれの治療法に関する費用については、以下のコラムで解説しています。併せてお読みください。

CPAP治療

CPAP治療とは、酸素を送る専用の装置を装着して眠っている際の無呼吸をなくす治療のことです。治療の第一選択肢として世界中の医療機関で採用されているほど安全性や効果が高く、即効性もあります。一定の基準を満たすことで健康保険が適用され、3割負担の場合は月5,000円程度の費用がかかります。
デメリットとしては、原因が改善されない限り半永久的に続けなければいけない点。CPAP治療は根本的な治療ではなく対処療法なので、CPAP装置の利用をやめると再度症状に悩まされます。

マウスピース治療

睡眠時無呼吸症候群の治療に用いるマウスピースはスリープスプリントとも呼ばれ、上顎よりも下顎が前方へ数ミリ移動した状態に固定して気道を広げます。下顎のみに装着するタイプ(上下顎一体型)の場合は保険適用ができ、3割負担で40,000~60,000円程度です。

一方、上顎と下顎の両方に装着するタイプ(上下顎分離型)は自由診療となり、マウスピースの作成に200,000円程度の費用がかかります。また、いびきを根本から治すものではありません。

外科的手術

いびき・睡眠時無呼吸症候群の治療として、軟口蓋形成術や鼻中隔矯正術といった外科的手術があります。原因となる部分を切除したり広げたりすることで、いびきを解消します。料金に関しては入院の有無もあるため一概にはいえませんが、保険適用が可能です。
デメリットとしては、外科的手術を実施しているクリニックが限られている点です。また、有効とされる患者が限られていたり合併症のリスクがあったりするため、慎重に検討する必要があるでしょう。

保険適用ではないレーザー治療を手軽に受ける方法はあるの?

「いびき治療を根本的に行いたいけど、高い治療は難しい……。」とお考えの方にとって、手軽に受ける方法があればと考える方は多いのではないでしょうか。
たとえば、自由診療のいびきレーザー治療「パルスサーミア」の場合は、医療費控除を受けることができます。
医療費控除は確定申告時に申請することで、治療費の一部が返還される制度です。自由診療のレーザー治療を受けても、医療費控除を利用することで、場合によっては保険診療よりも安くなるケースもあります。
いびき治療で後悔した理由として、金額を理由に保険診療を選んだら、痛みが強い上に効果がなかったなどという場合も多いのが実情。
後悔しないためにも、治療法を選ぶ際は自分にあった治療法をしっかりと比較・検討することをお勧めします。
いびきメディカルクリニックでは、医療費控除の申請に関するサポートも行なっております。
お気軽にご相談ください。

いびきのレーザー治療は保険適用にはならないが、医療費控除を受けられる

いびきのレーザー治療は、基本保険適用にはならない

いびき治療の保険適用についてお伝えしました。
睡眠時無呼吸症候群だと診断されることで、健康保険が適用されるようになりますが、レーザー治療は基本的に自由診療です。睡眠時無呼吸症候群は命に関わる病気なので、症状に心当たりがあれば重症化する前に専門のクリニックを受診してください。

【よくある質問】

A.保険適用のレーザー治療もあれば、適用外で全額自己負担になるレーザー治療もあります。

Q.睡眠時無呼吸症候群かどうかは自分で調べることができますか?

A. 目安となる症状としては以下の通りなので、一度チェックしてみてください。当てはまる項目が多ければ、睡眠時無呼吸症候群の可能性が高いです。

  • 大きないびきをいつもかいている
  • 睡眠中に呼吸が止まっていると指摘されたことがある
  • 夜中に何度も目が覚めたりトイレに行ったりする
  • 朝起きたときに疲れや頭痛がある
  • 日中に強い眠気を感じる
  • 若い頃と比べて顔つきが変わるほど体重が増えていたり、肥満体型だったりする

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