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いびきが病気のサインや原因になるのか?身体に与える影響を知って健康につなげよう 

2023.04.19

就寝中の夫のいびきに悩む妻

【2023年12月8日更新】

いびきは、睡眠中に発生する生理現象であり、本人はなかなか気づきにくいものです。重度のいびきは、周囲だけでなく、本人の身体にも大きな負担がかかっているうえ、いびきの影に病気が隠れている場合もあるため、早い段階で対策をとっておきたいものです。そこで今回は、注意したいいびきとは何かを検証し、対策を考えてみましょう。

放置しても問題ないいびきとは

食卓で乾杯する家族

よく、いびきを放置しておくと重大な疾患に陥ると言われていますが、症状の全てが危険というわけではありません。中には、「散発性いびき」や「単純性いびき症」などの放置しても問題ないいびきもあります。

これらのいびきの場合、無呼吸および低呼吸などの症状は出ずに、夜中に目が覚めることも少なく、朝起きた時もすっきり目覚めることができます。改善法も簡単で、飲酒後・鼻づまり・就寝直後・疲労時などの原因を取り除くことにより、解消できる場合がほとんどです。

いびきの種類

注意したいいびきについて解説する前に、「散発性いびき」と「習慣性いびき」のについてお話しします。

それぞれにどのような特徴があるのか、詳細は以下の通りです。

①散発性いびき

ストレスや鼻づまり症状、アルコールの摂取などの要因によって、一時的に起こるいびきを「散発性いびき」と言います。ある晩はいびきをかいていても、別の晩にはいびきをかかないなど習慣性がありません。

基本的には原因を取り除くことで、いびきを止めることができます。

②習慣性いびき

散発性いびきと違い、一時的なものではなく習慣的にかくいびきを「習慣性いびき」と言います。

習慣性いびきは、「単純性いびき症」や「睡眠時無呼吸症候群(SAS)に伴ういびき」など、さらに細分化されます。中でも有名な睡眠時無呼吸症候群のいびきは、就寝中に呼吸が止まる「無呼吸」や、呼吸時の息の量が通常の半分以下になる「低呼吸」が頻繁に見られるのが特徴です。

具体的には、無呼吸や低呼吸が1時間に5回以上見られたら、睡眠時無呼吸症候群と診断されることが多いです。原因には肥満、骨格の問題、就寝中の姿勢、中枢性異常、アルコールの摂取、薬の服用など、様々なものがあります。

単純性いびきが病気のサインとなるケースも

習慣性いびきの一つである単純性いびきは、放置しても良いと説明しましたが、症状によっては注意が必要になるケースもあります。
例えば、いびきをかくのが習慣化されている、原因を取り除いても症状が解消されないなどの症状がある場合、病的な要因が潜んでいたり、将来の病気につながる恐れがあったりするため、十分注意しなくてはいけません。

こんないびきは病気のサイン!?

こめかみを抑える女性

次に挙げるいびきは、重大な病気につながっている可能性があるため、できるだけ早く医師の診察を受けることをお勧めします。

大きすぎるいびき

大きすぎるいびきの原因として、睡眠時無呼吸症候群に陥っている可能性があります。
睡眠時無呼吸症候群の症状が起こると、常にいびきをかいており、家族やパートナーから指摘を受けるほど大きな音が出ます。大きないびきをかいていたと思ったら、突然いびきが止まってしまいます。しばらくすると、再び大きないびきをかいたり、「ヒュー」というような音が鳴ったりする症状が現れます。 

また、朝までいびきが続いたり、仰向けに寝るといびきが大きくなったり、以前よりもいびきが大きくなったりすることも、睡眠時無呼吸の特徴です。

いびきをかいていない時には、体内に酸素が取り込まれておらず、低酸素状態に陥ります。このため、身体に大きな負担がかかるほか、熟睡できないことによる日中の眠気などの原因ともなり得ます。

放置してしまうと、症状は悪化の一途をたどり、様々な疾病を発症する原因になったり、業務上の事故や交通事故などを起こしやすくなったりしてしまうので注意が必要です。

また、下記の記事では、その他の大きすぎるいびきの原因についてご紹介しています。睡眠時無呼吸症候群の症状はないのに、いびきが大きく悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。

熟睡できず眠気が生じるようないびき

無呼吸や低呼吸は伴わないものの、熟睡できず日中に眠気が生じている場合、上気道抵抗症候群に陥っている可能性があります。

上気道抵抗症とは、鼻や咽頭などの上気道が狭くなって呼吸が困難になる状態で、睡眠時無呼吸症候群の軽症型と言われている病気です。多くみられる症状としては、睡眠中に上気道が狭くなり呼吸する力が強まることで、いびきが大きくなり熟睡できず、日中の眠気を感じてしまうなどが該当します。

脳卒中や甲状腺機能の低下が疑われる中でのいびき

睡眠時無呼吸や上気道抵抗症候群以外にも、いびきの原因となる病気は、脳卒中や甲状腺の機能低下などいくつかあります。家族に脳卒中や甲状腺系の病気を患った人がいる場合には、とくに注意が必要です。

睡眠中に脳卒中を発症した場合、舌周辺の筋肉が緩む舌根沈下によりいびきが発生します。周囲にいる人が気づいたら声をかけ、意識がない場合は危険な状態であるため、すぐに救急車を呼ばなくてはいけません。

甲状腺の機能が低下してもいびきをかくケースがありますが、これは女性に多く見られる現象です。甲状腺と気道は隣り合わせの臓器であり、甲状腺ホルモンの減少により、上気道の筋肉が緩むために気道が圧迫されて起こる症状です。甲状腺ホルモンの減少は基礎代謝の低下を招くことも分かっており、上気道周辺の首周りに脂肪がつくと気道が圧迫されやすくなります。

また、鼻に疾病がある方も、無呼吸・低呼吸は伴わないものの、いびきをかく傾向が強まるため、治療が必要な病気が潜んでいる場合もあります。一例として、副鼻腔炎・アデノイド肥大・鼻茸症・肥厚性鼻炎・鼻中隔彎曲症などがあり、適切な治療によりいびきの改善が期待できます。

この他にも、今までいびきをかいていなかったにも関わらず、急にいびきをかくようになった場合、何かしらの体調不良が考えられます。いびきをかくペースが速い場合も、呼吸器に問題がある可能性が考えられるため、放置は禁物です。

いびきが原因となる高血圧との関係とは

上血圧・下血圧のカルテ

病気の中でも、いびきと関係性が高いのは生活習慣病です。睡眠時無呼吸症候群により、大きないびきをかく人は、高血圧・心筋梗塞・狭心症・糖尿病などの合併症が起こりやすいことが分かっています。中でも、高血圧は最も関連が深いとされています。

いびきが原因で高血圧を発症する仕組みとは

いびきが大きくなると、気道が狭くなるために酸素がうまく取り込めず、血中酸素濃度が低下します。それにより、体内に血液を送ることで酸素を供給させようとするため、心臓の動きが活発化し、結果として心拍数が増加し高血圧が発症します。また、血中酸素濃度の低下や夜間覚醒は、交感神経の興奮状態が長時間続き、血圧上昇につながります。

さらに、血中酸素濃度の低下は、二酸化炭素濃度の向上も引き起こし、血管の収縮が起こるために高血圧となる結果を招きます。これらの要因が重なると、重度の高血圧を発症する恐れが高まるのです。

いびきが原因で高血圧を発症すると、あらゆる生活習慣病につながる

いびきにより高血圧を発症すると、血圧の上昇および血管の収縮が繰り返されます。よって血管に大きな負担がかかり、先述した脳梗塞のほかにも狭心症や心筋梗塞などを患う可能性が高くなります。実際に、睡眠時無呼吸症候群の患者さんは、高血圧以外に脳卒中や心臓病糖尿病などを患っているケースも多く見られるのです。

また、重度の高血圧を放置していると、動脈硬化を起こす可能性も高くなります。最悪の事態を防ぐためにも、早めに大きないびきを改善するようにしましょう。

いびきのセルフケア方法

いびきが軽減されると、先ほど紹介した症状の発生を防ぐことができるため、生活習慣病に罹患するリスクを下げる効果が期待できます。

ご自宅でできるセルフケア方法としては、以下の方法があります。

  • 減量
  • 寝る姿勢を意識
  • 枕を調整
  • 睡眠環境の整備
  • 市販のいびきアイテムを使う
  • 飲酒や喫煙を控える

減量する

減量により、首周りの脂肪が少なくなれば、気道の圧迫が緩和されていびきも軽減されるでしょう。
減量方法は様々ですが、やはり野菜中心のヘルシーで健康的な食事を心がけること、適度な運動をしてエネルギーを消費することが大切です。

横向きで寝る

就寝時は横向きの姿勢で寝るように意識しましょう。
どうしても仰向けになってしまう方は、背中のあたりにタオルやクッションを置くと、自然と横向きの姿勢で寝られます。

枕の高さを調節

自分にとって寝心地の良い姿勢をとれるよう、枕の高さを調節することでもいびきを軽減できます。
また、枕が合わないと就寝中に仰向けの姿勢になってしまう原因にもなるため、自分に合った高さの枕を使いましょう。

睡眠環境を改善する

寝具だけではなく、空調や加湿器などを駆使して、快適な睡眠環境を整えることも大切です。
例えば、夏場の暑い時期には冷房を、冬場の寒い時期には暖房を使い、室内の温度を適温に調節するだけでも睡眠環境が良くなります。

市販のいびきアイテムを使う

いびき予防として、市販の口閉じテープや鼻腔拡張テープを使うことも効果的です。
口閉じテープは、口に貼ることで鼻呼吸を促すテープです。鼻腔拡張テープは、文字通り鼻腔を広げて鼻通りを良くするためのテープのことをいいます。

飲酒や喫煙を控える

散発性いびきが起こる原因として多いのが、飲酒や喫煙などの生活習慣です。いずれも軌道を狭める原因となるため、飲酒や喫煙を控えることでいびきを軽減できます。

下記の記事では、これらの予防法が効果的な理由や、詳しいケア方法について解説しています。自宅で簡単にセルフケアをしたい方は、ぜひチェックしてみてくださいね。

いびきの治療方法

病院(医療機関)でいびき治療を受けることで、原因の根本改善ができます。
ただし、病院で受ける場合は、同じいびきの悩みでも原因や症状などによって受ける治療方法が変わります。医師のアドバイスをもとに、最適な治療方法を選択しましょう。

病院でできる治療方法としては、以下の方法があります。

治療名治療内容
生活習慣改善のアドバイス食生活や運動習慣の提案など
CPAP療法(シーパップ療法)就寝時に空気を送るマスクを着用
マウスピース治療マウスピースによりあごの位置を調整
外科手術原因となる部分を切除
レーザー治療原因となる部分を切除または照射

同じいびきの悩みでも、受ける治療方法は原因や症状など、検査結果によって変わります。医師のアドバイスをもとに、最適な治療方法を選択しましょう。

生活習慣改善のアドバイス

検査をした結果、睡眠時無呼吸症候群と診断されても、軽度であれば生活習慣改善のアドバイスのみで治療を図る場合があります。

例えば肥満がいびきの原因であると判断された場合、食生活や運動習慣を変えるよう、提案されます。他には、就寝時の姿勢を変える、睡眠環境を改善する、飲酒や喫煙を控えるなどのアドバイスがされることも。

いずれにしても、医師からのアドバイスにはできる限り従い、いびき症状が軽減されるよう努めることが、健康や命を守るために大切です。

CPAP療法(シーパップ療法)

睡眠時無呼吸症候群のもっとも代表的な治療方法で、健康保険が適用されます。

CPAP療法は、就寝時、鼻にマスクを装着し、体内へと空気を送り続けることで、気道が塞がることを防ぐ治療方法です。軽度の睡眠時無呼吸症候群はもちろん、重度の睡眠時無呼吸症候群にも効果があるため、多くの病院(医療機関)でメインの治療方法として採用されています。

また、即効性がありながらほとんど副作用がないのも特徴です。

CPAP療法について、詳しくは下記のコラムをご覧ください。

マウスピース治療

マウスピース(もしくはスリープスプリント)と呼ばれる器具を口内に装着することで、上顎と下顎の位置を調整。舌が喉の奥に落ちるのを防ぐことで気道を確保し、いびきの発生を予防する治療方法です。

基本的には軽度から中程度の症状改善に用いられます。重度の睡眠時無呼吸症候群には、効果が期待できない可能性があります。

マウスピースには「上下顎一体型」と「上下顎分離型」の2種類があり、このうち健康保険が適用されるのは検査結果によって睡眠時無呼吸症候群と診断され、かつ上下顎一体型のマウスピースを選択した場合のみです。上下顎分離型のマウスピースは自由診療での作成となり、全額自己負担となります。

マウスピース治療について、詳しくは下記のコラムをご覧ください。

外科手術

扁桃肥大やアデノイド肥大の問題、顎が小さいなどの骨格の問題が原因でいびきが起こっている場合は、外科手術によって原因を取り除くことで、いびきの解消を図ることがあります。

アレルギー性鼻炎や鼻茸症など、鼻詰まりが原因である場合も同様に、手術によって気道を確保します。

有効な治療方法の1つには違いありませんが、原因を取り除いても、数年後に切除した部位が傷あと(瘢痕)となり、いびきが再発生するケースが知られているため、そのことを理解したうえで治療方法を検討しましょう。

いびき(睡眠時無呼吸症候群)の治療に用いられる手術法について、詳しくは下記のコラムをご覧ください。

レーザー治療

CPAP療法やマウスピース治療よりも確実に、外科手術よりも低リスクでいびき治療ができるとして、近年注目されている方法です。気道を塞いでいる余分な脂肪を、レーザーで取り除くことでいびきの解消を図ります。

脂肪を取り除くにあたって、以前はレーザーで該当部分を切除する方法が主流でしたが、切除を伴うレーザー治療は、強い痛みを伴う、長いダウンタイムがあるなどのデメリットがありました。

しかし、最近は体を傷つけない非切除のレーザー治療ができるようになり、患者さんの負担が大幅に軽減されています。イビキメディカルクリニックで扱う「パルスサーミア」も、非切除のレーザー治療の1つです。

レーザー治療について、詳しくは下記のコラムをご覧ください。

いびきの症状を改善し、健康につなげたい方はイビキメディカルクリニックへ

これまで紹介したように、いびきの大きな原因の一つは、上気道が塞がってしまうことです。塞がるのを防ぐために、咽頭部分を引き締め、気道を広げると、いびき症状の改善につながる可能性があります。

いびきの症状にお困りの方・いびきの症状を改善したい方は、イビキメディカルクリニックまでお気軽にご相談ください。イビキメディカルクリニックでは、最新の治療法である「パルスサーミア」を導入しております。パルスサーミアは、メスやレーザーで切開していたこれまでの治療とは異なり、深達性の高いレーザーを使って口蓋垂を引き締めるため、表面が蒸散せずに痛みを大幅に軽減できます。

1回あたりの治療時間はおよそ15分であり、初回の治療から改善を実感される患者様も多くいらっしゃいます。銀座院・立川院・新宿院いずれも、駅から歩いてすぐの立地ですので、お仕事帰りの通院に大変便利です。

無料カウンセリングは、完全予約制とさせて頂いているため、ご希望される患者様はお電話もしくはメールにてご連絡をお願いいたします。不安な点がございましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。

【よくある質問】

Q.危険ないびきは、どのように見分けられますか?

A.習慣的にかくいびきの中でも、睡眠時無呼吸を伴ういびきや、上気道抵抗症候群を原因とするいびきの特徴を持つものであれば、危険性が高いと判断できます。具体的には、無呼吸や低呼吸を伴う、日中に眠気を感じるほど睡眠の質が低下するいびきをかく場合、一度病院(医療機関)で診てもらうことをおすすめします。

Q.いびきと関係が深い病気は何ですか?

A.数ある病気の中でも、生活習慣病は特にいびきとの関係性が強いです。睡眠時無呼吸症候群によって大きないびきをかく人は、高血圧、心筋梗塞、狭心症、糖尿病などの合併症を起こしやすいことが明らかになっています。生活習慣病のリスクを下げるため、危険性の高いいびきは早めに治療することが大切です。

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